MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『北の零年』

北の零年 通常版 [DVD]

北の零年 通常版 [DVD]

  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: DVD

近所のシネコンにて。
吉永小百合111本目の作品だとか。共演が渡辺謙ということもあってか観客の年齢層が妙に高かったです(^_^)。
監督:行定勲、出演:吉永小百合豊川悦司渡辺謙石原さとみ柳葉敏郎石田ゆり子香川照之平田満石橋蓮司他。

徳島藩との揉め事のため、北海道への移住を命じられた淡路の稲田家。静内の地に新しい国を築くことを夢見るが、廃藩置県でそれは幻となり、藩主にも見捨てられた。小松原(渡辺謙)たちは淡路には帰らず、この地の開墾を続ける決心をし、北の大地でも生育するという稲を手に入れるために札幌に向かった。妻の志乃(吉永小百合)は幼い娘・多恵と帰りを待つが、田植えの時期になっても夫は戻らず、半年たった冬になっても戻らなかった。

行定監督というと、『GO』や『きょうのできごと』といったイメージが強いのですが、『世界の中心で、愛を叫ぶ』も行定監督だったんですね。今作では東映が豪華キャストで製作する作品を任されたわけでその力量が問われるところです。
物語は史実(庚午事変/1870)をベースにしているとはいえ、脚本はもう少し短くまとめてほしいなと思います。ちょっと長すぎですね。
吉永小百合さんは流石にベテランの風格ですが、役の年齢(30代前半〜半ば?)を演じるにはちょっと厳しいかなと思いました(アップはちょっときつい(*_*)☆\バキ)。また、重要な役割を果たす商人・倉蔵(香川照之)のやり口も見え透いていますし、結局はその軍門(?)に下ってしまう元藩士たちも情けなかったですね(それが終盤で突然反旗を翻すのも解せないところではありますが・・・)。
評価点(最近付けてませんでしたね(^_^;)は7点、お勧め度は好みが分かれると思うので6点にしておきます。