MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『コラテラル』

近所のシネコンにて先行上映で鑑賞。
監督:マイケル・マン、出演:トム・クルーズジェイミー・フォックス、他
トム・クルーズの最新作です。トムはフリーの殺し屋ヴィンセント役ですが、冷静に考えるとこの殺し屋ははっきり言ってかなり間抜けです。というかタクシーを雇って標的の5人の所を順々に廻るというところまではまだ許せます。しかし、最初の標的の暗殺でドジを踏んで標的が窓から転落し、しかも雇ったタクシーの上に落ちてきたというのにそのタクシーの運転手マックス(ジェイミー・フォックス)をそのまま使って暗殺を続けるというのはどう考えてもおかしいですね。
冷酷な殺し屋なら転落した標的の死体を運ぶところまではマックスに手伝わせても、そこでマックスを殺して、別のタクシーを使うのが普通(?)だと思います。
現にフロントガラスにひびが入ったままで街中を走ったために予想された(?)トラブルに巻き込まれます。ある偶然のおかげでこのトラブルは回避されましたが、こんなことではプロ失格です。6年間もフリーで失敗もなくやってきた殺し屋とは思えません。
それに標的を殺すのにクラブなどの中にまでマックスを連れて歩き回るのはどうかと思います。ジャズクラブではわざわざウェイトレスにチップをやってオーナーを呼んでもらったり、目立つ行動を取っていますし、5人の標的の資料を空港で受け取ってからも名前さえも覚えようとはせず、マックスの機転で資料を失なうと標的が分からなくなるいう失態を演じてしまいます。それでもマックスを殺さないのは謎ですが。
あとは、標的の一人が事件の担当検事というのも謎です。まぁ、これは殺し屋の問題ではなく依頼者のほうに問題ありです。証人を殺すのは分かりますが、担当検事(といってもまだ下っ端(?)を殺す意味が良く分かりません。
まぁ、考えれば考えるほど、おかしな映画でした(^_^;)。