MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『半落ち』

例によって近所のシネコンで夕方の回で鑑賞。好評と聞いていたので、混んでいるかと思いましたが、時間帯のせいかガラガラ(5人)でした。
ストーリーはアルツハイマー病の妻を殺したと自首した警官と、その取調べに当る男(柴田恭兵)、慌てふためいてことを穏便に済ませようとする県警幹部、取材する新聞記者、特捜本部への復帰を目指す若手検事、人権派として一旗挙げようとする中年弁護士、などさまざまな人々が登場し、妻殺害から警察への出頭までの「空白の2日間」の謎に迫る話です。このように登場人物が多岐にわたるため、中心人物が曖昧なのがちょっと残念でした。
TVドラマと違って映画では贅沢なキャスティングがされていて、端役でも「あっ、あの人は」というような感じでいろんな役者さんが登場し、サスペンスの側面と難病物の側面があって、ぐいぐいと引き込まれます。
(個人的にはラストの護送車の運転手役で笹野高史さんが出てきたのにビックリ)
最近は歳をとったせいか涙腺が弱くなっているようで、先日見た「精霊流し」に続いて不覚にも落涙に及んでしまいました。(^_^;)
未見の人にもお勧めしたい一本です。