MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『茶飲友達』 9:45


アップリンク京都 スクリーン1にて。

2022年「茶飲友達」フィルムパートナーズ作品。
監督・脚本:外山文治
出演:岡本玲(佐々木マナ)、磯西真喜(松子)、瀧マキ(No.1 Tea Ladies)、海沼未羽(千佳)、渡辺哲(時岡茂雄=クラブの客)、荻野祐輔(不倫男)、池浪玄八(クラブの客/自殺する男)、他。
佐々木マナは、仲間とともに高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立し、新聞に掲載した「茶飲友達、募集。」の三行広告で集まってきた男性たちのもとへ高齢女性を派遣するビジネスをスタートする。
メインテーマは老人の性です。他にも「おひとり様」問題、介護、不倫と認知、など様々な問題を抱えた人たちばかりが出てくるので、ある意味でかなり重い話です。
順調に拡大していたクラブはある客の自殺から崩壊することになったのですが、彼ら、彼女らのあの後の方が気になります。
ラストでクラブの会員になって生き生きとしていた老人が、クラブの電話が通じなくなっているのを知って崩れ落ちたシーンが印象的です。せっかく掴んだ楽しみを失ったダメージは誰もケアしてくれないんですよね。
警察はルール違反した者を捕まえますが、それによってダメージを受けた人のケアは「担当外」なので、気にしませんからね。
シングルマザー(見込み)で役所に相談した女性が「それは担当が違う」とたらい回しされるのは典型的なお役所しごとでした。ワンストップサービスなんてどこの話だと思いますよね。
【追記】上映後にプロデューサー、監督、キャストによる挨拶が行なわれました。ほぼ満席の盛況はこのせいだったのかな?(^_^)
残念ながら玲ちゃんの姿はありませんでしたが。

右から荻野祐輔さん、池浪玄八さん、瀧マキさん、左端が外山文治監督です。