MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『まくをおろすな!』 9:50


TOHOシネマズ二条 シアター6にて。

2023年「まくをおろすな!」製作委員会作品。
監督:清水順二
出演:越岡裕貴(ブン太/紀伊国屋文左衛門)、工藤美桜(モン太/近松門左衛門)、寺西拓人(ヤスベー/堀部安兵衛)、原嘉孝大岡越前守忠相)、高田翔(寺坂吉右衛門)、室龍太(犬屋敷郎府)、緒月遠麻(出雲也哉子)、坂元健児(柳沢吉保)、田中精(大石内蔵助)、椙本滋(吉田忠左衛門)、清水順二(浅野内匠頭長矩)、竹中直人松尾芭蕉)、岸谷五朗吉良上野介義央)、
ナレーション:関智一
演劇ユニット「30-DELUX」の舞台「のべつまくなし」「のべつまくなし・改」を大胆にアレンジして映画化したミュージカル作品で、江戸時代に実在した人物や歴史的事件を新解釈で描き出したそうです。
死亡した由井正雪の残党が江戸を混乱に陥れようとする陰謀と戦う者たちの奮闘を描いているのですが・・・。
しかし!現代語(カタカナ語)を多用しているのはともかく、時代が合わない人物が多々出ているのはいかがなものかと思いますね。
時代設定は五代将軍綱吉の治世で、柳沢吉保や松の廊下事件(1701年)の関係者がいるのはいいとして、由井正雪は1651年に死亡しているし、大岡忠相八代将軍吉宗の治世の人物(町奉行就任は1717年)です。
近松門左衛門が「曽根崎心中」を書いたのは1703年なので、これで大坂を追われて江戸に隠れているというのは微妙に年代が合わないですね。
松尾芭蕉が死んだのも1694年と微妙に合わないし・・・。
ということで、史実の人物をたくさん登場させていますが、時代が微妙に合わないのが気持ち悪かったですね。
【追記】ズラを使わないのはコストの関係?
【余談】200人入る劇場にお客さんが3人というのが哀しい。