MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『東京暮色』 9:15

東京暮色 デジタル修復版 [DVD]

東京暮色 デジタル修復版 [DVD]

  • 発売日: 2018/07/04
  • メディア: DVD

大阪ステーションシティシネマ スクリーン6にて。

1957年松竹作品。
監督:小津安二郎
出演:笠智衆(杉山周吉)、有馬稲子杉山明子)、信欣三(沼田康雄)、原節子(沼田孝子)、森教子(沼田道子)、中村伸郎(相島栄=麻雀屋のオヤジ)、山田五十鈴(相島喜久子)、杉村春子(竹内重子)、山村聡(関口積=周吉の友人)、田浦正巳(木村憲二=明子の恋人)、藤原釜足(下村義平=珍々軒のオヤジ)、三好栄子(女医笠原)、宮口精二(刑事和田)、長岡輝子(家政婦富沢)、浦辺粂子(小松の女主人)、田中春男(小松の客)、島村俊雄(「お多福」のおやじ)、桜むつ子(バアの女給)、増田順二(バアの客)、他。
色々言われているように小津作品の中でも一際暗い話ですね。上の娘は旦那と別居(里帰り)、下の娘は予期せぬ妊娠で悩み、別れた妻が偶然娘や妹と遭遇、それを受けて下の娘は父親が別にいるのではないかと悩み・・・挙げ句にあの惨劇では。
【余談】あの後、明子がいたのはちゃんとした病院ではなく、町医者に毛の生えたような小さな病院だったようですが、生死に関わるような怪我人でも当時はあんな感じだったんですかね?
【余談2】最近、小津作品のリバイバル上映をたくさん見ています。すると出演者が似通っているんですが、ある作品では主役(笠智衆)と同年代(元クラスメイト)だった役者さんが別の作品では息子だったりするので面食らいますね。ある作品では恩師だったのが別の作品では友人(同世代)だったりしますし・・・。
杉村春子も恩師の娘だったのが、別の作品では自分の娘になったりして、ちゃんと説明があるまで、人物関係が把握しにくいですね。(^_^;)