MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

ポイントためてイコカ JR西、10月新サービス 昼特きっぷ販売終了で【大阪】(朝日新聞デジタル)

JR西日本は10月1日から、乗車回数などに応じて交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」にポイントが加わる新たなサービスを始める。京阪神のエリアで長年親しまれてきた回数券「昼間特割きっぷ」の販売を9月末に終えることに伴う措置。競合する私鉄に乗客が流れるのを防ぐとともに、イコカを普及させることがねらいだ。

このこと自体は1年前から発表されていましたが、ポイント制の詳細が記事に出ていました。それを見て気になったのはポイント付与の期間が1か月だという点ですね。

  • 時間帯指定ポイント(昼特回数券相当)
    • 適用区間の利用が1か月で4回以上利用があると4回目以降の利用に運賃の30〜50%のポイントを付与。
  • 利用回数ポイント(普通回数券相当)
    • 同一運賃区間の利用が1か月で11回以上あると、11回目以降の利用に運賃の10%のポイントを付与。

現行の昼特は3ヶ月有効で6枚綴りですが、移行後は1ヶ月以内に4回以上利用が無いとポイントが付与されず、利用頻度が倍以上無いと割引が無いことになります。さらに酷いのが普通回数券相当の利用回数ポイントで、利用期間が3か月から1か月になるのに回数は11回のままです。この場合の普通回数券は販売が継続されるので、よほど頻繁に利用する人以外は紙の回数券を使った方がいいでしょうね。
なお、記事によると大阪−京都の場合、月に12回以上利用しないと昼特と比べて損になるそうで、これは厳しいですね(右図参照=MAROON作成)。そもそも所定回数の利用まではポイントが付かず、所定回数に達してもそれまでの分にはポイントが付かないというのが利用者にとっては損ですね。
京阪バスのポイントサービスはICOCAを登録しておけば、初回から10%分のポインが付与され、ポイント累積数が利用運賃を超えておれば、自動的にポイントから運賃が支払われるという非常に合理的なものです。初回から10%オフで利用できるので、分かりやすいし、従来の回数カードと比較しても損がありません。JR西日本も見習ってほしいです。