MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『みんなのための資本論』 16:45

十三の第七藝術劇場にて。
2013年アメリカ映画。
原題:Inequality for All
監督:ジェイコブ・コーンブルース/出演:ロバート・ライシュ、他。
字幕監修:山形浩生
クリントン政権で労働長官を務めた経済学者ロバート・ライシュが資本主義の大転換のために何をするべきかを説いたドキュメンタリー作品。
この映画で一番驚いたのは経営者の課税が甘くて税率でいうと10〜15%ほどしか払っていないということでした。いわゆる中間層では収入の3割以上課税されているので累進課税制になっていないんですね。法人税を抑えるのは企業活動を活発化させるのに必要だと思いますが、高額所得者ほど税率が低いのでは格差が開くのも当然でしょうね。
しかし、この映画はアメリカのことでしたが、日本でも国公立の大学などの学費が上がり、奨学金は給付どころか返済にあたって利子まで取るようになってきているので、教育機会の拡充による底上げが期待できず、日本でも格差拡大が一層酷くなりそうです(-_-)。