MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『トラブル・イン・ハリウッド』 20:50

第七藝術劇場にて。
2008年アメリカ映画。
監督:バリー・レヴィンソン/出演:ロバート・デ・ニーロショーン・ペンキャサリン・キーナージョン・タトゥーロロビン・ライト・ペンスタンリー・トゥッチクリステン・スチュワートブルース・ウィリス、他。
ハリウッドの内幕もので、ロバート・デ・ニーロが公私に次々とトラブルを抱えて奔走するプロデューサーを演じています。また、クリステン・スチュワートがその娘役で顔を見せていました。あと、ブルース・ウイリスとショーン・ペンは本人役で出演してましたが、ブルースの髭と腹が問題になるというのは妙にリアルで笑えました(^_^)。
抱えている問題(仕事)は二つで、

  • カンヌに出品を予定している作品のラストについて会社と監督が対立。
  • 近日撮影開始予定の主演俳優(ブルース・ウィリス!)が髭を剃らないと宣言。剃らなければ製作中止という会社側と対立。

その他、プライベートでも前妻に未練タラタラで復縁を望むが男の陰がチラチラ・・・。
前前妻(?)との間の娘(高校生=クリステン・スチュアート!)にも男の影が・・・(^_^;)。
などなど、次から次に問題が勃発し、振り回されるプロデューサーを重鎮ロバート・デ・ニーロが演じるというのが笑えます。それにしても監督と映画会社の編集を巡る対立というのは結構よくある話のようで、近年では契約上、最終編集権は会社側が持つと明記されていることが多いようです。本作では業を煮やした監督がとんでもない「奇襲戦法」に打って出ますが・・・カンヌはともかくアレじゃ公開できないでしょう(^_^)。
まぁ、会社方針通りに編集して一般公開し、監督の意向に沿って編集したものは(ヒットしたのなら)「ディレクターズカット」として別途公開するか、さもなくば DVD の特典映像として別バージョンのラストが選択できるようにするというのが正解だと思います。
一時「ディレクターズカット」を称する版の上映がよくあったのはこういう事例を反映しているんですかね? もちろん、内容そのものというよりは「単に長い」ので、一般公開版は尺を詰めたというのもあるようですしね。