MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『机のなかみ』 18:05

十三の第七藝術劇場にて。

大学受験に向けて志望校にはやや厳しい成績の望。父親は彼女に家庭教師・馬場をつけるのだが、心配は娘に手を出すのではないかということ。その心配どおりに馬場は下心丸出しで家庭教師を始める。以外にも(?)望の成績は向上し、いよいよ受験を向かえる。
前半は主に馬場の視点で物語が進み、望の言葉も妙に思わせぶりなものが多く、馬場は望も自分の気があると思い込む(観客も(^_^;)。ところが後半は望の視点からそれまでの物語を辿るという展開。すると望の言葉も馬場の理解とはまったく違っていたことが明らかになってくる・・・・。
いやー、この構成の妙はすごいですね。『運命じゃない人』ほど複雑ではないですが、前後半の対比の妙に感心しました。あと、よく脇は実力のある有名な役者で固めて、若手の主人公をバックアップというのがありますが、本作は父親役や担任教師役も知らない方ばかりでした。
ちょっと調べたんですが、家庭教師・馬場役は「あべこうじ」という芸人さんだそうですが、σ(^_^)は全然知らないです。出演者がほとんど無名で監督さんの知名度もないということで大阪では1週間限定の公開ですが、見る価値のある作品ですね。
【追記】口コミで面白いという話を聞いて見に行った人の中には期待が高すぎた分、がっかり感を感じた方もいらっしゃるようですが、何事も過度の期待は禁物です(^_^)。先にも書いたとおり『運命じゃない人』ほど凝った話では無いので。