MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読了:「徳川慶喜家の子供部屋」榊原喜佐子(角川文庫)

  http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4043561016/250-4288562-1405844
先日立ち寄った古書店で入手しました。といってもまだ普通に手に入るのですが(^_^)。
徳川家最後の将軍であった徳川慶喜大政奉還後、謹慎していました。謹慎解除後、徳川宗家は田安家から入った家達が継ぎ、慶喜慶喜(けいき)家という独立した一家を営むことになったそうです。著者はこの慶喜の家を継いだ慶久のお子さんで、東京の小石川にあった慶喜家のお屋敷で結婚するまで暮らしていたそうです。
一般人からは想像も出来ないようなお姫様のような暮らしぶりだったようですが、結婚後は色々とご苦労もあったようで、特に終戦後はご自身も筍生活を送ったと書き記されています。
ちなみに勘のいい方は気づいたかもしれませんが、榊原というのは結婚した相手の姓ですが、これは戦国期に徳川四天王の一人として知られた榊原康政の末裔だそうで、幕末には越後高田藩の家柄だったとか。その縁で太平洋戦争末期には高田に疎開していたそうです。