MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

「関西圏通勤電車徹底批評」川島冷三(草思社刊)

しばらく買うのを見合わせていたのですが、先日本屋に立ち寄った際、つい上巻を買ってしまいました(^_^;)。
氏の著作はいいこともいっているのですが、「〜〜すれば便利である」といった論調で採算性を度外視したような記述が多いのが以前から気になっています。ただ、それ以外に基本的な間違いや勘違いも結構あるようです。

  • p.103「(大阪市営地下鉄では)東京の地下鉄と同様に各駅はアルファベットの頭文字と番号が振られているが、あまり役立つとは思えない。アルファベットの頭文字より漢字の頭文字の方が分かりやすいのではないだろうか」
    • 海外からの訪問者のために識別し安いアルファベットの頭文字+番号で標記することにしたのですが、氏はこういった基本的なことさえ理解しておられないようです。
  • p.108「梅田−難波間の運賃は230円と目をむく。この区間は3.1キロで、大阪市営地下鉄は3キロを越えると230円になるからだが(以下略)」
    • ひとつ手前の心斎橋まででも難波までと同じ230円なんですが・・・(-_-)。根拠も無くこういう風に論じるのはやめてもらいたいものです。確かに梅田〜難波が高いという感覚にはうなずけますが。【補足】梅田〜心斎橋が 3.1km で、梅田〜なんばは 4.2km でした。
  • p.128「(千日前線の)南巽にはバスターミナルがあるが(以下略)」
    • 細かいようですが、バスターミナルがあるのはひとつ手前の北巽です。

まだ途中までしか読んでいませんが、論調はともかく、事実誤認などは困りますねぇ。← じゃあ、買うなよ!(*_*)☆\バキッ