故桂枝雀さんのお弟子さんの雀松さんの勉強会(?)で、大阪太融寺の大広間で行なわれています。普段はお客さんの数も数十人から百人までくらいですが、今日はいつになく(?)お客さんが多く、百数十人になったのではと思います。そのため何度も「恐れ入りますがいま少しお詰め合わせをお願い致します」というお願いが何度かありました。
演目:
この会でちょっと変わっているのが冒頭の「時遊本舗」です。普通だと前座さんが「開口一番」という感じで上がるのですが、ここでは主催の雀松さんが出て来て10分程度のお喋りをしてから落語になります。なお「雀松時遊本舗」は「あたまっちゃんのふり〜と〜く」と読むそうです(笑)。「あたまっちゃん」といいうのは雀松さんのあだ名で、ちょっと頭が大きいので枝雀さんが名づけたそうです。また「時遊本舗」は「自由奔放」に引っ掛けたものでしょう。
この中でちょっと変わっているのが「赤穂義士伝」です。落語ではなく講談なんですね。講談といっても大阪の旭堂一門の講談は下手な落語よりもよくお客さんに受けるという、笑いのたっぷり入ったものになっています。演題は時節にぴったりの「赤穂義士伝」ですが、その中の片岡源五右衛門と下僕の元助のお話でした。