MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『殺人狂時代』 9:45


アップリンク京都 シアター2にて。

1947年アメリカ映画。
原題:Monsieur Verdoux
監督・脚本・製作・作曲:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン(アンリ・ヴェルドゥ)、マーサ・レイ(アナべラ・ボヌール)、イソベル・エルソム(グローネ夫人)、マリリン・ナッシュ(若い未亡人)、ロバート・ルイス(モーリス・ボッテロ=アンリの友人)、チャールズ・エヴァンズ(モロー刑事)、マディー・コレル(モナ・ヴェルドゥ=アンリの妻)、アリソン・ロダン(ピーター・ヴェルドゥ=アンリの息子)、他。

不況で銀行を解雇されたヴェルドゥは脚が不自由な妻や幼い息子を養うために、裕福な女性を誘惑して命と財産を奪っていくのだが・・・。

最後に、ヴェルドゥはインタビューであの有名な台詞 「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ」という言葉を残して、処刑台に向かいます。
そのため、戦争を批判した作品とされ、第二次大戦が終結したばかりのアメリカではバッシングを受け、後に赤狩りに巻き込まれて、追放される元になったと言われています。
なお、雨の中で行き場のない若い女性を毒薬の試験で殺害しようとさたものの、思い直して食事と金を与えて送り出しますが、その女性が軍需成金の妻となって、再会するのは皮肉でしたね。
【余談】邦題は名作『黄金狂時代』に引っかけて付けたのかもしれませんが、いまいちピンと来ないタイトルですね。
個人的にはそのタイトルからは岡本喜八監督の作品を思い浮かべますけどね。(^_^)