MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

スペイン “修復”で教会の彫像台無しに(毎日jp)

  https://mainichi.jp/articles/20180628/k00/00e/030/326000c

スペイン北部エステリャの教会にある16世紀の彫像が色鮮やかに“修復”され、会員制交流サイト(SNS)などで「台無しになった」との声が上がっている。欧州メディアが28日までに伝えた。

以前もどこだったかでキリスト像の修復をしたらお猿さんみたいな顔になったというニュースが流れていました。保存すべき文化財であるのなら力量のしっかりとした修復家に任せるべきではないですかね?
今回の件について教会側は「美術教師に掃除を任せただけ」だったそうで、“修復”に関しては勝手にやったという立場のようです。
以前、キリスト像がお猿さんの顔のようになった「事件」については逆に世間の関心を集め、見学者が殺到して莫大な収入が修復したお婆さんに渡ったそうです。なお、お婆さんはその収益をすべて寄附したそうですが・・・。
そもそも、修復というのは単に絵などを描く技術に加えて、作品の来歴を知り、どのような技法で修復するのがいいのか等の知見が求められる高度な専門職です。修復する際にはそういう前提で依頼し、またそれに伴う予算措置も講じないといけません。そのあたりの責任がはっきりとしていないようですね。