MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

プラグ抜く、風量は「弱」 省エネのつもりが逆効果かも(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASK7T535CK7TUTFL00K.html

連日の猛暑で、冷房が大活躍する季節です。電気代を節約するため、「省エネ」を心がけている人も多いのではないでしょうか。でも、省エネのつもりが実は効果が乏しかったり、逆効果だったりする誤解も多いようです。
(略)
「すべての電化製品には待機電力がかかるため、プラグを抜いたほうが省エネになる」
この答えは……「×」。

記事にもありますが、各機器の特性や使用状況、稼働状況をよく考えて行動しないととんでもない勘違いをしてしまうということですね。クイズにもある「待機電力削減のためのプラグ抜き」もスイッチを入れた時の「起動電力」もバカにならないので、あまりに頻繁だと反って消費電力が増えてしまうこともありうる訳です。
この記事の図にあったLED電球の消費電力は白熱電球の2分の1というのは逆にとんでもない誤解ですね。電球型蛍光灯の時点で白熱電球よりもかなり低消費電力なのに、LEDだともっと消費電力は少ないですからね。
ただ、記事にある設問と回答の中には「ダウト!」というのもありますね。
冷蔵庫について「大型よりも小型の方が消費電力が少ないものが多い」という設問の正解は「×」となっており、解説には「一般的には大型冷蔵庫の方が省エネ性能が優れた機種が多い」となっていますが、設問の「消費電力」は絶対値で、回答の「省エネ性能」とは尺度が異なるので、この回答はちょっと怪しいです。
例えば某社の小型2ドア冷凍冷蔵(90L)と中型冷蔵庫(146L)で年間消費電力を見ると、90Lだと「226kWh/年」、146Lでは「310kWh/年」となっておりり、消費電力(絶対値)では小型の方が小さくなります。なので、設問の答えは「○」となります。もちろん、内容量(L)当たりの消費電力は中型(146L)の方が小さくなるので、回答はこちらのことを言っているのかもしれませんが、設問と回答で尺度が違うのはおかしな話です。