http://digital.asahi.com/articles/ASK153WDMK15ULFA00G.html
いま、「パタハラ」がやみません。育児に積極的な男性が、会社で解雇・降格させられたり、昇進・昇給の機会を奪われたりする「パタニティー（父性）・ハラスメント」のことです。
ご本人からしたら大変な事態だと思いますが、会社側から見ても大変なんですよね。特に管理職クラスが休職したら、後任はどうするのとか、大問題です。誰かを昇格させた場合、休職していた人が復帰して来たらどうするのか？という問題に直面します。休職者の代わりに昇格させた人を降格させるわけにもいかないので、復職者の処遇に困ることになります。休職以前と同等のポストがそうそう空いている訳もなく、元のポストはふさがっているので、任せる仕事が無い、となる訳です。じゃあ、元の職場で後任者の部下としてというのも「降格させられた」と訴えられそうなので、困りますよね。
なので、会社としてはやめてくれないかな？となってしまうのでしょう。ただ、あまり露骨な退職勧奨をすると違法の疑いがありますが・・・。
本来は休職する前に休職期間中の業務の配分や休職から復帰後の処遇などについて細かく取り決めた上で、それを納得して休職するということが必要じゃないかと思います。これは別に男性に限ったことではなく、女性が休職する場合も同じことです。
