読了「浜村渚の計算ノート」青柳碧人（講談社）

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)

例によって電子文庫パブリで購入。
一人の心理学者の論文を鵜呑みにした政府は少年犯罪抑制のために義務教育において「心を伸ばす教科」の拡充を図る一方で理系科目は「物事を数値化し、人間性を否定する」として削減される。
これに反発した著名な数学者高木源一郎がドクター・ピタゴラスを名乗り、数学復権を求めたテロ事件を続発させる。それに対抗すべく警察に採用されたのが数学天才少女・浜村渚だった、というところから展開します。
余りにもリアリティの無い設定はアレですが(^_^;)、数学に知見のある方は毎回出てくるテーマに興味を持てるかもしれませんね。
続刊もあるようですが、どうしようかな？