読了『ニライカナイの語り部−作家六波羅一輝の推理』鯨統一郎（中公文庫）

ニライカナイの語り部―作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)

例によって電子文庫パブリで購入しました。
六波羅一輝シリーズの第二弾で、前作では遠野物語をモチーフにしていましたが、今回は沖縄の伝承であるニライカナイがモチーフになっています。
前作では取材先で事件に巻き込まれたため、「生々しくて」小説に出来ないという一輝ですが、今回はさらに女性裸体恐怖症という珍妙なる症状を有していることが判明しました。これが本編にどう絡んでくるのかと思いましたが、あまり効果的には絡んでいなかったような・・・。被害者となる女性と知り合うきっかけにはなったようですが・・・(^_^;)。
しかし、この調子で取材先で事件に巻き込まれ続けたら、一生作品が書けずに終わりそうです(*_*)☆＼バキッ
ちなみにこの沖縄取材で作品がものにならなかったら担当編集者のみなみさんはクビを賭けていたはずですが、次作ではどうなっているんでしょうか？