MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

自転車走行:「歩道は禁止」厳格運用 震災後に事故急増 警視庁、安全対策策定へ(毎日jp)

  http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111019ddm001040002000c.html

警視庁は、自転車の車道左側走行の原則を順守させ、これまで積極的に摘発していなかった歩道走行の取り締まりを徹底する方針を固めた。そのうえで自転車のルール順守や走行環境の整備なども盛り込み、全国の警察本部で初となる包括的な自転車安全対策の策定作業に入った。東日本大震災以降、通勤・通学に自転車を利用する人が増え、交通事故全体に占める自転車事故の割合も増加。警視庁は「マナーを守れば防げる事故は多い」と意識向上による事故減を目指す。【伊澤拓也】

確かに原則は車道通行なのは分かっていますが、近年の幹線道路の構造は自転車が車道を走れないといってもいいようになりつつあります。というのも車両走行用車線以外のスペースがほとんど設けられていないからです。従来は車道と歩道の間に若干の余裕部分があり、自転車を含む軽車両はそこを走っていました。
ところが近年は従来存在したそのスペースをつぶして歩道を拡幅したり、植栽を設けたりしているケースが多く、自動車との干渉を考えると車道を走行できる状態にはないといえます。
あくまでも推測ですが、この余裕部分を削る改変は路上駐車防止が目的であろうと思います。少しでもスペースがあると路駐する不心得ものが多いので余裕を削り、駐車すると車線を丸々ふさぐような構造にして駐車しにくくしたものと思います。
結果として幹線道路では歩道が拡幅されたこともあり、自転車の歩道走行が常態化している大きな要因となっています。
こういう点を無視して「法律どおりに車道を走りなさい」として取締りを行なうのはどうかと思いますが・・・。
「歩道を走ってはイカン! でも車道は走る余地が無い」
という現状を何もしないで、ただ取り締まりを強化しますではねぇ・・・。
この記事にある「走行環境の整備」にまずは優先して取り組んでもらいたいものです。