MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

書籍電子化 自炊代行業者にNO!著作権侵害?(産経新聞)

  http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/486313/

自ら書籍を電子化する「自炊」を代行する業者が増えるなか、店舗内にある裁断済みのコミックとスキャナーを有料で使えるサービスが昨年末に登場し、著作権をめぐる議論が改めて巻き起こった。インターネット上で批判が集中したことから業者は一時的にサービスを休止したが、21日から「業務を変更して」再開する予定。自炊業者の興隆に対し、一部の大手出版社は、「購入者以外の電子化は認められていない」と書籍の奥付に明記する対抗策を打ち出し始めている。(猪谷千香)

この文言だと先日問題になった(?)「自炊の森」方式は問題なし?
「自炊の森」のように書籍(裁断済みですが)を貸し出して、借りた人がスキャンするのはいわばレンタル CD のリッピングと同時限の話なんですよね。問題はレンタル CD などと違って書籍の場合には貸本から著作権者に還元される仕組みが無い(んですよね?)ということでしょうか。
まぁ、「自炊の森」では機器も自分のところで貸しますというのもグレーな感じではあったわけですが・・・。まぁ、根本的には法整備が追いついていない中でイタチゴッコになっている状況ですね。昔の MP3 が流行った頃と同じ状況でしょうか(^_^)。
ただ、MP3 の時はパソコンがあればリッピングできましたが、書籍の自炊は裁断機とスキャナーが必要で、自炊以外に用途が無い人にとっては金額的にも保管場所的にも買うのを躊躇するものですから、代行や貸出しというニッチビジネスが発生してきたのでしょう。
この記事にもありますが、電子書籍元年などと称して各社からハードは出ましたが、肝腎の書籍の供給は細々としたものですからね。先陣を切ったはずの iPad でさえ、日本では iBooksStore が稼動していませんし・・・(-_-)。