MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

リアル書店の効能と未来

最近、「これが欲しい」という場合にはとりあえず Amazon で探して注文するケースが多くなりました。リアル書店で買うとなると、欲しい本の書名/著者名/出版社名などを忘れないようにメモしておいて、書店に出かけてからその本の売り場がどこなのか、そもそも在庫しているのか自分の勘と足で探さねばならないので大変です。(紀伊國屋や旭屋などの大手書店では検索端末をつかうと店内での売り場がどこか、在庫があるか、などの検索が可能ですが・・・)
一方で、実際に書店に足を運んでぶらぶら見て回ると新たな発見があったりして面白いものです。ところがこの先にまた別の障壁が・・・。
店頭で見かけて興味を持った本がシリーズものの3巻目だったりした場合、1巻目、2巻目も欲しいと思っても在庫が無い場合があります。店員に聞いても「そちらに出ている分だけです」とそっけない。ではと思って取り寄せは?というと注文伝票に書かされた挙句「在庫確認した上で連絡しますが、数週間程度かかることもあります」などと宣う(-_-)。
昔は仕方が無いので「お願いします」と頼んで帰りました。後日たまたま別の書店で在庫があったりしても買えない(取り寄せ注文は書店も取り次ぎに返品できないので、客もキャンセルできない)ので、指をくわえて待つしかない。ところが、その後「在庫切れです」という無情のお知らせが届いたりする。慌てて在庫を見かけた書店に行くが、すでに無くなっていた(売れたのか返本されたのかは不明)という経験もあります。
なので、最近ではとりあえず Amazon で探す。新品が無くても読むだけなら古本でも構わない(値段も安いし(^_^;)。それでも見つからなければヤフオクも探す。という風になってきました。旧態依然とした流通体制のままでは書店が生き残るのはウィンドウショッピング目的(=ショールーム的存在)しかないのかもしれません。その場合、当然ですが小規模の書店はその役目を果たさないので、存続が困難になっていくでしょう。もちろんこれは「旧態依然とした流通体制」など現状のままだとそうなる懸念があるということですが・・・。
リアル店舗の効果(=ブラブラ眺めて新たな発見を得る)は、基本的に検索でしか商品を表示させることが出来ない Amazon などには真似の出来ないことなのですから、これを生かした販売を行なってほしいですね。願わくば取り寄せの納期短縮も真剣に考えてほしいものですが、いまだに紙の伝票でやっているようでは埒が明かないですけどね・・・。