MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

ソニー復活占う電子本 対アマゾン 端末、日本投入も(フジサンケイ ビジネスアイ)

  http://www.sankeibiz.jp/business/news/091204/bsb0912040503001-n1.htm

米欧を中心に需要が伸びている電子書籍端末が、ヒット商品不足に苦しむソニーの救世主になりつつある。米アマゾン・ドット・コム社の「キンドル」が牽引(けんいん)する形で専用端末が売れ、コンテンツの世界市場も前年比約3倍のペースで拡大。ソニーも新機種を米欧で投入して追い上げ、事実上の「2強」がしのぎを削る。日本国内では2004年発売の専用端末が振るわずソニーは約3年で撤退したが、日本での再挑戦も視野に世界市場での攻勢を強める構えだ。

米国市場は活況のようですが、基本的にはハードウェアもさることながらコンテンツの供給が一番重要なんですよね。どうも日本市場ではハードメーカーはそこのところが「あなた任せ」なので伸びないんだと思います。
おなじ SankeiBiz の記事に興味深いのがありました。

書籍の再販価格維持制度がネックになっているという記事です。
日本では紙媒体の売り上げが伸び悩んでいるというのに出版業界はいまだに「まだ研究中」(講談社)という段階では市場が形成されるはずもありません。おまけに一部提供されているコンテンツも紙媒体よりも1〜2割高価ときては普及する要因が無いですね。
ケータイ小説のように最初から電子メディアに特化したコンテンツはそこそこ伸びているのかもしれませんが、一般書籍の電子化への道はまだまだ遠そうですね。これでは Amazonソニーとしてもビジネスとして成立の余地が無いという判断になるのもやむをえないと思います。