MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『紀子の食卓』 20:10

十三の第七藝術劇場にて。
園子温監督作品、主演:吹石一恵

吹石一恵主演ということで見ようかと思ったのですが、「監督が園子温?」と知ってちょっと躊躇しました(^_^;)。でも勇気を出して(*_*)☆\バキッ 見に行きました(^_^;)。
同監督の『自殺サークル』に繋がる作品でもある。地方に暮らす両親と娘二人の家族。だが、姉に続き、妹も家出をする。行方を捜す両親だが、心労から母は自殺してしまう。父は娘たちが関わっていたサイト「廃墟.com」を発見し、東京で娘たちを捜し始めるのだが・・・。
紀子役の吹石一恵さんも堂々の主演ですね。また、廃墟.com の主催者である上野駅54ことクミコ役のつぐみさんも好演でした。ただ、紀子がレンタル家族のサークルに取り込まれていく過程が描かれていないのがちょっと残念ですね。
細かいことを言うと、終盤の借家の場面であの「出来事」の痕跡がまったく残っていないというのは不思議です。これはどういう風に理解すればいいのでしょうかねぇ?
あと、この家族の故郷は「豊川市」とされていました。パンフレットでは愛知県豊川市という風に書かれていましたが、豊川市は海には面していないんですよね(一家の家は海辺に建っている)。また、バナナワニ園が出てきたり、東京へ新幹線を使わずに簡単に行けたりするので、伊豆方面ではないかと思うのですが・・・。
それにしても長い映画だ(約2時間40分の長大作≠超大作)。
【余談】この映画の撮影はかなり前のようですね。紀子が東京駅に降り立った電車は緑と橙に塗り分けられた電車でしたが、これが東海道線の東京口から姿を消したのは確か2005年の春だったはずです。