http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000034-kyodo-int&kz=int
【ニューデリー19日共同】有害物質アスベスト(石綿)を船体に使っているフランスの退役空母クレマンソーをインド西部グジャラート州で解体する計画が明らかになり、同国で環境保護団体などが反発を強めている。
典型的な有害物質(公害)の「輸出」だと思います。それにしても退役後10年近くも処分できないというのも悲しいものがありますね。
【関連報道】
- 仏退役空母:「クレマンソー」アスベストで洋上をさまよう(MSN-Mainichi)
こちらの記事に寄るとこれまでの経緯は、
- 1997年に兵装を撤去。
- 退役後解体のため一時スペインの業者に売却されたが、その後契約不成立となり、仏海軍が再度買い取り。
- トゥーロン港でアスベストの撤去作業を行い、仏海軍は「160トン中115トンを撤去した」としているが、作業を担当した業者は「なおアスベスト70トンとアスベストを含む物質1000トンが残っている」としている。
- 最終解体作業のため昨年末、仏南部トゥーロンからインドの港に向け出航したが、艦内にアスベストが残っていることから「安全基準に問題あり」として15日にはエジプト政府によりスエズ運河航行に一時待ったがかかった。
- 結局、「廃棄物」ではなく「艦船」と認定され、航行を認められた。
とのことです。