MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読了『鳶がクルリと』ヒキタクニオ著

鳶がクルリと (新潮文庫)

鳶がクルリと (新潮文庫)

観月ありさ主演で映画化された原作小説です。私の持論として原作と映画化作品は別のものというのがありますが、これは極端ですね。映画では「貴奈子」は仕事を依頼する側の人間で鳶たちとのカルチャーギャップに戸惑いながらも仕事をお願いするという立場でした。ところが、原作では「貴奈子」は会社を辞めており、母の勧めで「親戚」である鳶の会社で経理の手伝いをするという設定です。外の人間と内の人間ということで全く違った内容になっています。逆に言うと映画で利用したのは「古風な鳶の集団に仕事をしてもらう」という点だけですね。これほど原作と異なったアレンジっていうのも珍しいような・・・(^_^;)。