MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『迷宮の女』 20:30

動物園前シネフェスタ4にて。

心理カウンセラーのブレナックは院長のカールから精神鑑定のために預かったものの、お手上げとなった患者クロードのカウンセリングを依頼される。
一方、時を溯り、クロードが逮捕される前の捜査の様子が描かれる。クロードは銃砲店を襲って奪った銃を使い、さらに凶行を続ける。手詰まりになった捜査陣にプロファイラーのマチアスが参加するが、捜査官たちは彼を「ノストラダムス」と呼んでいた。彼が超自然的な力で告げた通りに犯行の跡が明らかになるのだが・・・
ブレナックとの面談で次々に現れるクロードの別人格。一方、時は溯り、マチアスらの捜査も新たな展開を迎えていた。

短期間の公開が残念(-_-)
いやー、なかなかおもしろい映画ですね。クレジットによれば2003年のフランス映画だそうですが、キャストが地味なのが日本公開では難点とされたのでしょうね。大阪ではここだけで2週間。しかも第1週がレイトショーで、第2週がモーニングショーでの公開です。東京では7月に公開されて話題になっていたので、公開を待ち侘びていたのですが、大満足でした(^_^)。
難を言うと、この映画の邦題です。まるでダメダメですね。ひどいミスディレクションです。配給会社のセンスを疑います。
以下ネタバレ注意










見ていればすぐに気が付くと思いますが、「クロード」とカールから治療を委ねられる「ブレナック」は同一人物で二重人格です。実はクロードにはさらに多くの人格が棲みついているいる訳ですが・・・。「クロード」=「ブレナック」に気が付いて油断していた私はその後ろに隠されていたトリックにまんまと引っ掛かったのです。いやー、悔しいですね。脱帽です。この手の映画が広く公開されないのは非常に残念ですね。本編上映前に予告編が流れていたジャン・レノ主演のアクション映画が派手に公開されそうなのと比べるとあまりにも扱いが違います。まぁ、フランス映画というだけでも不利ですが、さらに(日本で)知名度のある役者がほとんど出ていないのは致命的ですね。
まぁ、劇場ではなかなか難しいでしょうが、ビデオやDVDがリリースされたらぜひ見てほしい1本です。