MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『プライド 栄光への絆』

ウナイテッドシネマ大津にて。
ここも最近のシネコンと同様に全席指定ですが、朝1回目は自由席だそうです。
さて、この映画はアメリカの高校生のアメフトチームを題材にしています。一応実話だそうで、1988年のカリフォルニア州のチャンピオンシップを巡る戦いを描いています。
小さな町のパーミヤン高校パンサーズ、今年は有力な選手がそろい、州大会の優勝も狙えると町の期待は高まる。超高校級のエースRBブービーの活躍で順調かに思えたチームだが、ブービーが膝の靭帯を痛める重傷を負い、退場。次の試合ではチームも敗戦してしまう。ゲインズコーチは無能と罵られるが、2年生の控えRBの活躍でチームは勢いを取り戻した。果たして州大会の頂上を極めることができるのか?

日本ではアメフト自体に馴染みがないので、この手の映画はあまり流行らないのですが、時折アメフトがテーマの映画が日本でも公開されますね。ヒットしたのは見たことがありませんが(^_^;)。『エニィ・ギブン・サンディ』などはアル・パチーノデニス・クエイドキャメロン・ディアスの組み合わせでもこけましたから。
以下、ネタバレ注意!!
苦難の末に決勝まで進んだパンサーズでしたが、強力なカーター高校の前に残り1ヤード及ばず涙を呑みました。そこまでの演出はなかなかのものです。フットボール的にもあまりおかしな点は見られなかったようですし。
ただ、カーター高校は黒人ばかりの学校という設定でしたが、再三のラフプレーや卑怯なプレイなどが強調するように描かれていました。また試合前にも揉めるシーンがありましたが、審判の人種構成と身贔屓の問題も取り上げられていましたが、映画の中で出て来たのは黒人審判が明らかなワンバウンドのパスをキャッチとジャッジし、主審に確認を求められても変えなかったというものだけで、なんとなく「黒人はずるくて、卑怯だ」というように取られ兼ねない描き方だったのが気になりました。もちろん敵役をある程度悪役に設定するのは常套手段ですが、それを黒人ばかりの学校に割り当てるのはちょっとどうかなと思います。