MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『バスカビル家の犬』(大沢在昌)読了

シャーロック・ホームズ」シリーズの長編作品。コナン・ドイルの原作を作家・大沢在昌がリライトしたもの。もちろん原作は読んだことがあります、といっても翻訳でですが・・・(^_^;)。昔読んだのは確か延原謙訳のものだったと思いますが、どうも「翻訳調」の硬い文体に馴染めないと思っていました。
今回刊行された大沢在昌氏の著作は翻訳家ではなく作家の作品にふさわしく、翻訳調は影をひそめ、非常に読みやすい仕上がりになっています。
今でも海外の作品の訳本は次々に出版されていますが、「翻訳調」が合わないので最近ではよほどのことが無いと翻訳本には手を出さないのですが、このように小説家の手による翻案(翻訳?)が出版されると読み手にはありがたいですね。
本当は原書で読めればいいのですが、残念ながらそこまでの読解力は持ち合わせていません(^_^;)。