大阪の某所にある某かつ丼店でのお話しです。この店は「変わりカツ丼」を売りにしていて、よく見かける卵とじだけではなく、チーズかつ丼など変わった丼を出す店で、私も時々食べに行ってました。別にチーズかつ丼を食べる訳ではなく、お値段が手頃だからなんですが・・・・。
で、この店でもう一つ変わっているのは、丼を仕上げないで、白ご飯とは別に具だけを銅の鍋に入れたまま別にもって来て、客の好みで掛けて食べたり、一部ずつ乗せて食べたり、あるいは別々に食べたりしなさい、という流儀なんです。私としては「かつ丼」と銘打つ以上は丼として仕上げてくれということで、注文する時に丼に掛けてだしてくれと頼んでいました。
ところが、今日は「そのサービスはもうやってないんですよ。お客様がご自分で掛けていただくことになっていますので」と店員が宣うので、「私は『カツ丼』を食べに来たので『カツとじご飯』を食べに来た訳ではないので、それならいらない」と言って店を出ました。大人げないなぁとは思いましたが、「かつ丼」と看板を出す以上は看板に偽りのない料理を出してほしいものです。
