MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

赤字31路線を一斉廃止へ バス会社、規制緩和に抗議(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASL285SDXL28PTIL02B.html

岡山県を中心にバス事業などを営む両備グループは8日、傘下2社の78路線のうち赤字31路線を一斉に廃止すると、国土交通省に届け出たと発表した。割安運賃を売り物にする他社が、両備の数少ない黒字路線への参入を計画。国も認める見通しとなったのに抗議する、異例の「実力行使」に踏み切った。地域住民の足への影響が懸念される。

これは今朝の紙面の1面トップ記事でした。
新規参入の会社が収益が見込める路線のみに参入した場合、既存の会社の売り上げが大幅に減少し、いわゆる「ドル箱路線」の収益でカバーしていた赤字路線の維持が困難になるというのは当然ことで、今回の廃止届出は(新規参入が認可の見通しであらば)ある意味当然かと思います。
記事にもある通り、「地域住民の足」への影響が心配されますが、現状では地方ほど自家用車での移動が当たり前になり、路線バスを利用するのは通学生や自分で運転できない高齢者等に限られているので、廃止路線の維持が必要ならスクールバスや福祉バス、乗り合いタクシーなどを行政の責任で運行すべきです。これまでは赤字路線の負担をバス会社に背負わせてきた(一部補助があったかもしれませんが)ので、それを適正な形にするのはある意味では正しいのかもしれませんね。