MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

一時絶滅のコウノトリ 野外生息数、もうすぐ100羽に(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASK615QMGK61PIHB039.html

野外で生息する国内のコウノトリが今月中にも100羽を超える見通しとなった。野生のコウノトリは46年前に絶滅したが、人工繁殖を経て、2005年に兵庫県豊岡市で放鳥されて以来、徐々に生息数が増加。現在、秋田を除く46都道府県で飛来が確認されている。日本の空を舞うコウノトリが普通に見られる日が少しずつ近づいている。

いったん野生絶滅したものを人工繁殖させて放鳥した場合、元の生態系を取り戻せるかどうかは微妙なところです。コウノトリの郷公園で繁殖させたコウノトリは日本在来種以外にロシアなどから譲り受けた(近親交配を避けるため)ものとの交配種になっているため、遺伝的に日本に在来種と同じかどうかは微妙ですね。
「絶滅危惧ⅠA類の指定からのランク引き下げも現実味を帯びてきた」そうですが、どうなんでしょうね? 今後も繁殖地を守れるかどうかは長期的な課題だと思います。また、他にも絶滅危惧種は多々ありますが、同じようなことをするんですかね?(佐渡のトキはすでに人工繁殖させていますが・・・)
なお、トキも日本産は絶滅し、朝鮮半島、ロシアでも絶滅し、生息しているのは中国のみだそうで、佐渡で人工繁殖させているのも中国産の子孫です。