http://digital.asahi.com/articles/ASJ4W4146J4WTIPE018.html
熊本地震の影響で運転を見合わせていた九州新幹線が27日、博多―鹿児島中央の全線で再開した。乗客から喜びの声が上がる一方、新たな対策が必要とする指摘もある。
前にも書いたように大規模地震で被災した後の運転再開としては過去の他の新幹線と比較してかなり早い時期に再開した形になりました。被災状況が報道されてたのを見る限りでは橋脚の一部にひびが入ったりした箇所もあったのですが、そういった高架橋の安全点検とかどこまでやったのか心配になります。
また、脱線防止ガードの設置区間が全線のごく一部しかないことや、車両側の「逸脱防止ストッパ」も全体の3分の2にしか装備していない状況です。区間によって状況が異なる脱線防止ガードと違って、車両の対策がすべての車両でないというのは理解しがたいものがあります。
その脱線防止ガードにしても設置されている区間は全線の1割にも満たない状況です。再開を急ぐのは分かりますが、余震も続いている中で安全対策が不十分なままで再開するというのは不安がありますね。ゴールデンウィークに無理やり間に合わせたという感が強いですね(-_-)。
【追記】以前書きましたが、過去の事例からみると2週間で運転再開というのは非常に速いですね。
http://d.hatena.ne.jp/MAROON/20160415#p3