MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

第十一回桂宗助独演会 14:00

テイジンホールにて。
米朝師匠の直弟子としては最後のお弟子さん(すずめさんは別格なので)である宗助さんの独演会です。
今日の演目は次の通り。

  • 癪の合薬/桂二乗
  • 替り目/桂宗助
  • 天王寺詣り/桂雀喜
  • 質屋蔵/桂宗助
  • 中入り
  • 抜け雀/桂宗助

二乗くんの「癪の合薬」は最近何度か聴きましたが、今日は格別に受けがよかったようです。
で、主役の宗助さんですが、最初は芸者ワルツの出囃子に乗せて登場し、「替り目」。
メインは中入り前の「質屋蔵」とトリの「抜け雀」です。
「質屋蔵」は蔵にお化けが出るという噺ですが、怪談っぽい訳ではなく、どちらかというと爆笑ネタです。呼び出された熊五郎が問わず語りに自分の盗みを旦那に謝る場面は大爆笑でした。あとは威勢がよかった熊五郎がお化けと聞いて震え上がり、怖がりの番頭と二人で蔵の番をする場面もよかったですね。
もっとも、旦那が自分で調べるのなら、熊五郎を呼んだりする必要は無かったわけですが、それでは落語になりませんからねぇ・・・。
「抜け雀」は宗助さんもおっしゃっていたように東海道の小田原宿の話なのに、宿の主人たちが大阪弁という不思議な噺です(^_^;)。
ちなみにこのサゲの解釈には二通りあるそうですが、どちらも現代人が聞いてぱっと分かるものではないのが残念ですね。サゲに至るまでの展開は非常に面白いんですけどね。