MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

第3回林家BEAMS 18:00

天満天神繁昌亭にて。
染丸門下のお弟子さん5人が序列を問わずに毎回交代でトリを務めるという落語会です。
今日の演目は次のとおりでした。

  • 「いらちの愛宕詣り」林家花丸
  • 「片棒」林家染太
  • 「夢の革財布」林家染二
  • 中入り
  • 「貢ぐ女」(林家染弥・作)林家染弥
  • 「植木屋娘」林家染吉
  • トークコーナー』全員

最初に高座に上がった花丸さん、出囃子は石段じゃなかったし、羽織も着てましたね。前の会で染弥さんは石段&羽織無しだったのに・・・(http://d.hatena.ne.jp/MAROON/20120414#p8
染二さんのネタは有名な人情噺「芝浜」の舞台を住吉の浜に置き換えたものです。上方では人情噺は少ない(「しじみ売り」は文我さんで聴いたことがあります)のですが、今日の染二師匠は凄かったですね。終盤では客席でハンカチを手にする方も多く、私も久々に落語を聴いて泣いてしまいましたよ。(よく知っている噺なのに・・・)
中入り後の染弥さんの噺は自作のネタですが、やはり染弥さんが演じる女性はいかにもそれらしくいいですね。もっとも終盤ネタを割る前にお客の大半にネタバレしてしまって、場内はクスクス、ムフムフ、と笑いが広がっていました(^_^)。なお、最後のサゲはちょっと別の(息子のフィアンセに「お父様」と呼びかけられて、「『パパ』と呼んでいいんだよ」、とか)を予想していましたが、まぁ、今日のもちょっとシュールでよかったです。
トリの染吉クンは入門5年目の若手ですが、しっかりしてますねぇ。若干喋り方が年寄りくさいように思いましたが、何故でしょうね? それにしても「植木屋娘」は荷が重いかと思ったのにそつなくこなしていたのには驚きました。前回染太くんが「隣の桜」だったのとはえらい違いです。
なお、繁昌亭のルールにより、入門8年以内の噺家の高座を最後に緞帳を下ろしてはいけないというのがあるとかで、最後に全員で出て、ちょこっと喋るコーナーを設けていました。意外と保守的なルールですね。