MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

「自転車は車道」徹底へ 警察庁、歩道の通行許可見直し(asahi.com)


  http://www.asahi.com/national/update/1025/TKY201110250565.html

警察庁は25日、これまで自転車の通行が許されていた一部の歩道のうち、幅3メートル未満の歩道は許可しない方向で見直すことを決め、全国の警察本部に通達を出した。歩行者との事故を減らすのが目的で、通行できる歩道でも悪質な例は交通切符を切って厳しく対応するよう求めている。規制強化の一方で、自転車道を新設するなど環境の整備も進める方針だ。

自転車の車道通行原則の徹底自体は正しいことだと思いますが、何度も書いている通り、道路構造的に路肩部など余裕分を削る改造(路駐防止目的?)を繰り返して、少なくとも幹線道路に関してはまともに自転車が走れない状況下で単に自転車の歩道通行可を見直すと言われても困りますよね。
で、「判断はあくまでも各警察本部」と逃げ道を作っているので、「要件に満たなくても地域の実情に応じて通行できる」状態は無くならないと思います。
まずは自転車通行帯の整備など安心して走行できる環境の充実が第一じゃないんですかね? そのためにも道路構造はこうするのだ!という原則を明示して道路の新設や改修時の基準を明確にしてもらわないと、現状では絵に書いた餅でしょう。
自宅近辺の国道など、車道を走れといわれても絶対に嫌です。バスとトラックが並ぶとセンターラインを踏みかねないほどに余裕が無い道路を自転車が走るのは自殺行為です。
無理に走ったら後続車両が追い越せないので、大渋滞するか、クラクションを鳴らされて歩道に追い上げられるかでしょう(-_-)。
この他にも高槻市内を走る幹線道路(府道)の橋梁部(芥川)は自転車車道通行禁止の標識が出ており、歩行者と一緒にジグザグの斜路を上らないといけないので、押して上がることになります。
まぁ、いづれにしても自転車車道走行の原則に従って通行できる環境整備を優先してほしいと思います。環境がよくない中で、取締りありきでは、駐車場が無いのに路駐取締りとか、駐輪場が無い(不足している)のに路上駐輪自転車の撤去とか、順序が間違っていると思いますね。