http://journal.mycom.co.jp/news/2011/09/09/015/index.html
国民生活センターは9月8日、比較的安価な放射線測定器の性能に関する調査結果を発表した。それによると、参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかったという。
こんなこと当たり前じゃないですか。精密な測定を行なうためにはその測定器の維持管理が重要なので、絶対値として信用に足るものとしては使えないでしょう。
普通は半年とか１年毎に校正作業を行なう必要がありますが、安価に売られている機器だといつ校正したのか不明でしょうし、今後校正する手段も費用も考えられていませんからね。
大量の放射線があればその警報にはなりますが、微妙な数値を見る役には立たないと考えるのが妥当ですね。
【余談】
もっと身近な機器に体脂肪率計というのも出回っていますが、あれも機器が違えば値も変わるのが普通だと思っておいたほうがいいですね。絶対値に関しては余り信用できませんが、日ごとの変化を見るぐらいには使える、という程度のものだと思っておけばいいでしょう。
体重計だって校正していなければ何年もたてば値がずれてくるのは当たり前のことで、現にσ(^_^)の自宅にある昔からの体重計と体脂肪率測定機能付きのとでは最大２キロ以上差が出ることがあります。
まぁ、管理していない機器ではそんなもんだということです。
