http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201107280058.html
明治から大正にかけて「西の政府」とまで呼ばれた旧江之子島(えのこじま)府庁舎(大阪市西区)。かつての威容をとどめる遺構が姿をみせた。急ピッチで近代化が進んだ当時の大阪のまちで、その象徴ともなった洋風建築。専門家から感嘆の声があがった。
旧府庁舎は1874(明治7)年に完成。設計図は現存しないが、当時の完成予想図などによると、中央棟の正面玄関に4本の大円柱が並び、屋上中央のドームに大時計がかかる2階建てのれんが造り。四方に金色の菊花紋章を飾った。
非常に貴重な遺構だそうですが、調査終了後には予定通りマンション建設が行なわれるため、破壊されてしまうようです。研究者らは一部だけでも移築保存してほしいといっているそうですが、結局は金と時間の問題に行き着くようです。