MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

キンドル「印税70%」の衝撃 不況の出版界には大脅威(J-CASTニュース)

  http://www.j-cast.com/2010/01/22058564.html

キンドル」の電子書籍について米アマゾンが発表したのは、印税を35%から70%に条件付きで引き上げるという衝撃的なものだった。著作者を囲い込む作戦とみられており、既存の出版社には脅威となりそうだ。

著者の取り分を据え置いて、販売価格を下げるための手段とはいえ、70%は強烈ですね。売り上げの3分の2以上を著者が取る訳ですから。
例えば、販売価格を半値にしたとすると・・

  • 販売価格1000円:印税35% → 著者の取り分 350円/版元の取り分 650円
  • 販売価格500円:印税70% → 著者の取り分 350円/版元の取り分 150円

ということで、著者の取り分は据え置きですが、版元(Amazon)の取り分は4分の1以下になってしまいます。単純に考えると売り上げが4倍にならないと儲からない計算になりますが、そんなに増えますかね?
日本の場合は、紙の出版物の場合、印税(=販売価格に対する著者の取り分)は10%程度と聞いていますが、さて Kindle の日本参入はあるんでしょうか? もちろん、単に機器を日本で販売するということではなく、日本語コンテンツの提供という意味です。
日本では先に報じられたように「日本電子書籍出版社協会」を設立するそうですが、どうなりますかね。