MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

ばかげた記事

  http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20081202/1021513/
日経 TRENDY なんか真面目に読んじゃいけないということでしょうか。「そこが知りたい! 環境問題」という記事を読んで笑いそうになりました。サブタイトルは「買うなら待機電力を減らす電源タップ、温水洗浄便座。侮れない「待機電力」の消去法」という長いものですが、省電力のためのお勧めが、

  1. 待機電力を減らすため、長期間の外出時には集合スイッチ付きのテーブルタップなどを活用して一斉に電源を切る。
  2. 洋式トイレの温水便座を新型(4万円!)に買い替えると 50%減で 0.9W もの節約!

だそうです。
これを真面目に言っているとしたらどうかしています。
1番目は内蔵時計の問題を無視しているようです。さすがに録画予約している機器は別にして(当たり前だ)と言っていますが、それ以外はビシビシ切るべしだとか。AC電源を切ってしまうと短時間は内蔵時計も保持されますが、一定時間以上電源が断たれると時計がリセットされてしまいます(古い機器だと一瞬でも切れたらリセットされる)。
帰宅後に何台もの時計合わせを行なわねばならないということを考えたら、こんなことは出来ません。そもそも集合スイッチ付きテーブルタップなんて昔からありますし、何をいまさら感が強いです。パソコンみたいに専用の内蔵電池で内蔵時計の動きが保持されているものはビシビシ電源を切っても構いませんが、そうでないものは切ると後でえらい目に遭います。
もっと馬鹿馬鹿しいのが2番です。なるほど新型では電力消費量は「半減」かもしれませんが、節約できるのは高々毎日 21.6Wh です。これならどこかの照明を30分切ればそれ以上の効果が得られるわけで、このために4万円払う人って誰っていう感じです。この機器のメーカーの宣伝か?(^_^;)
こんな記事を書いてるのは誰かなと思ったら・・・個人名は無くなんとかっていう匿名のプロジェクトチームだそうですが、無責任な話です。