MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

【USENIX '08】スマートフォンがノートPCに取って代わる日(Computerworld.jp)

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000003-cwj-mobi

ノートPCがフロッピーディスクと同じ運命をたどるかもしれない。よりコンパクトで使いやすい次世代のスマートフォンの登場によって、ノートPCが時代遅れの存在になってしまう可能性があるというのだ。(Sharon Machlis/Computerworld米国版)

う〜ん、これは無いと思いますね。確かにスマホでも CPU の処理能力は向上すると思いますが、やはりいくつか問題があるように思います。

  • 表示能力の問題
    • ノート PC では XGASXGA が当たり前になりつつなる中で、スマホVGA から WVGA です。この差を詰めようとすると物理的サイズを大きくせざるを得なくなります。この記事にある「コンパクト」とは相反する問題です。筐体を大きくすることは出来ますが、結局、通話向けの大きさとアプリケーション向けの高解像度の表示能力というのは相反するものだと思います。
  • アプリケーションの互換性の問題
    • スマホの OS が今後どうなるかは分かりませんが、現時点で有力なのは SymbianOS と WindowsMobile でしょうか? WindowsMobile は PC の Windows と親和性が高いと言われていますが、WindowsMobile のアプリケーションは PC 版のサブセットであり、PC のデータを開いて編集できたとしても非対応の機能の部分が削除されるケースもあります。これでは使えないでしょう。WILLCOM D4 のように Windows 自体を搭載するという選択肢もありますが、これはすでに「ノート PC」に通信(通話)機能を組み込んだに過ぎず、いわゆるスマホとは呼べないでしょう。

まぁ、D4 がある意味で「解」になるのかも知れませんが、通信はともかく、通話用に使いたい大きさではありませんね。この記事にあるように事務所では高解像度のディスプレイなどを繋いで云々というのであれば、今のミニノートにデータ通信用のカードを使うか、その機能を組み込んでしまえばいい訳で、さらに言えばデータ通信用と通話(およびMMS)用は分けて使うのが正解のように思います。