MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

海賊版Windowsで損害賠償、北京で購入者が一部勝訴 販売店の“暗黙の了解”、裁判では通じず(PC Online)

  http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070625/275764/?ST=pc_news&set=bpn

中国・北京で、購入したメーカー製パソコンに海賊版OSが勝手にインストールされていたためパソコンが故障したとし、購入者が販売店である国美(Gome)とマイクロソフト中国法人を相手に損害賠償を請求していた裁判が2007年6月20日北京市豊台区人民法院で結審した。
人民法院では、販売した国美の店舗に対し、正規版Windows XPと交通費88元(1430円、1元=16.25元で計算)を原告に提供することを命じた。正規版を提供しなかったことが故障の原因として訴えられていたマイクロソフトに対しては「マイクロソフト海賊版Windows XPを提供したという証拠がなく、同社が海賊版を原告に提供する必要もない」とし、マイクロソフトへの損害賠償請求を棄却した。

まぁ、妥当な判決でしょうね。販売店が違法にインストールした海賊版に対して責任を負わねばならないのは当然でしょうし、マイクロソフトがその責任を負わされることはないというのも当然だと思います。
ところで、この PC の製造元は「工場出荷時にDOSをインストールしている」と主張していますが、これは「Free DOS」で一般的にプリインストールされているそうです。でも Windows XP 対応の PC で DOS を使うというのは明らかに役不足ですね。