http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000007-abc-l29
奈良市役所に勤める40歳代の男性職員が、「病気」を理由に休暇や休職を繰り返し、ここ5年間で、たった8日しか出勤していないのに、給料をほぼ満額もらっていたことがわかりました。
昨夜のニュース番組で見ましたが、こんなことができるのかと驚きました。
奈良市の規定では病気休暇は有給で最長90日間取得できるそうで、しかも年間90日ではなく、1疾病で最大90日だとかで、次々に別の病気で診断書を出せばどんどん休めてしまうのだとか。で、今年は一日も出勤していないそうです。
民間なら病気療養の休暇は認められますが、有給以外は給料がカットされるのが当たり前ですからねぇ・・・。
奈良市の巽人事課長によれば「現在の制度上適法」とのことですが、次々に出される診断書に問題は無いのかチェックする体制も無かったようですね。一番は制度上の問題ということなんでしょうけれど。
【追記】
このニュースを見て思い出したのが谷俊彦氏の『東京都大学の人々』に収録された中篇「駱駝市役所の人びと」です。こには規則の間隙を徹底的に衝く呆れた地方公務員がユーモラスに描かれています。でも現実にとなるとねぇ・・・。
ちなみに「東京都大学の人びと」は『That's カンニング! 史上最大の作戦?』のタイトルで映画化され、「木村家の人びと」は鹿賀丈史主演で同タイトルで映画化されました。個人的には「駱駝市役所の人びと」が一番面白かったです(^_^)。
- 作者: 谷俊彦
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