http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000015-yom-soci
【プラハ=本間圭一】惑星の定義について検討を重ねていた国際天文学連合(IAU)の総会は24日、懸案の冥王(めいおう)星を惑星から格下げし、太陽系の惑星を8個とする最終決議案を採択した。
冥王星を惑星に残した上で11個とする案も提案されたが、他の惑星と軌道や大きさが異質な冥王星は惑星ではないとする意見が多く、否決された。太陽系9惑星のひとつとして長く親しまれてきた冥王星だけに、今回の決議は天文学や教育現場に大きな波紋を呼びそうだ。
教育現場に波紋というのは「未確定の事象」を、あたかも事実であるかのように教えていることに一番問題があると思います。惑星問題だけではなく他にも色々とありそうです。
なお、採択された惑星の定義は、
- 太陽を周回している。
- 自分の重力で固まって球状をしている。
- その天体が軌道周辺で圧倒的に大きい
となっているそうです。ただ、3番目の「圧倒的に大きい」という定義はちょっとアバウトですね。この結果、より大きい海王星と軌道が重なっている冥王星は3の条件を満たさないと判定され、惑星から外れることになりました。