MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

第48回洛北葵寄席

米朝門下の米二さんが世話役の落語会です。京都市営地下鉄「北大路」駅の真上にある京都市北文化館で年4回行なわれています。この日の演目は次の通りでした。

  • 「つる」桂 吉坊
  • 「七段目」桂 米吉
  • 『女放談』内海 英華
  • ふたなり」桂 米二

「つる」を演じた吉坊君は米朝門下の吉朝師のお弟子さんですが、童顔で二十歳を過ぎているとは見えない顔立ちです。
「七段目」は歌舞伎の忠臣蔵を題材にした噺です。演じるには歌舞伎の型をそれらしく見せる必要がありますが、米吉君もまだ若いながら中々の熱演でした。
『女放談』は落語ではありません。寄席の色物芸の一つで三味線を持ち、自分で歌ったり、漫談風にしゃべったりする芸です。もうずいぶん前に亡くなった吾妻ひな子師匠がこの女放談で有名でした。と言っても知らない人のほうが多いでしょうけど。
ふたなり」と聞いても何か分からない人のほうが多いと思います。漢字では「半陰陽」と書くようです。この噺では実際に「ふたなり」が出てくるわけではなく、登場する男性が女性の書き置き(遺書)を持っていたことから「ふたなり」かと疑われる訳ですが・・・意味を知って見れば、ちょっと強烈なタイトルですね。(^_^)