MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

イノシシの死骸、なぜ行政は撤去しない?「自宅近く、においがひどいのに」 制度上の限界が(京都新聞)

  https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/622902

「家の近くにイノシシの死骸があり、臭いがひどいが行政に撤去してもらえない」と、京都市北区の男性(57)から困惑した声が京都新聞社に寄せられた。市や府に取材すると、所有者の分からない私有地に動物の死骸がある場合、すぐには撤去が難しいという制度上の限界が浮き彫りになった。

さて、「制度上の限界」とはなんでしょうか?
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なるほど、死骸のあるのが私有林の中なので、行政が勝手に私有地内の「ごみ」を回収することはできないということのようです。
解決には所有者が撤去するか、道路まで運び出せば、行政が撤去できるんだとか・・・。
でも、それ(道路への運び出し)って「不法投棄」になるんじゃないのかな? 所有者もそんなリスクを冒してまで「移動」はしないだろうし、ましてや費用を負担して「処理」を業者に依頼するということもないでしょうね。
で、結局は腐敗が進行して、白骨化するまで待たないといけないのでしょうか? その住民には気の毒な話ですが、現行法制上はどうしようもないようです。
所有者の山林からの異臭で被害を受けたとして訴えることはできますが、その場合も山林の登記簿などから所有者を探すなどかなりの手間がかかりそうです。