MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

緊急事態「ほぼ意味がない」 専門家、限界を指摘 諮問委議事録(毎日新聞)

  https://mainichi.jp/articles/20210403/k00/00m/010/147000c

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言(首都圏4都県)の解除を了承した、3月18日の政府の基本的対処方針等諮問委員会(現・基本的対処方針分科会)会合で、出席した専門家が宣言の効果自体に異論を唱えていたことが、公開された議事録から判明した。専門家からは「ほぼ意味はない」などと宣言の限界を指摘する厳しい意見が目立ち、政府側の出席者が「効果はあった」と反論していた。宣言解除が専門家たちの「積極的な支持」を受けていなかった様子が浮かぶ。

あれだけ市民に不自由を強いておきながら「意味がない」とはどういうことなんでしょうね。あのレベルでは「不十分」で、「ロックダウン」などのより強力な措置が必要ということなんですかね? この記事を読んだだけでは趣旨がよく理解できませんよ。というか、この見出しはミスリードじゃないのかな。(-_-)
記事をよく読むと、「ほぼ意味がない」の具体的な発言は、
「現状はほぼ緊急事態宣言の意味がないわけだ。今、日本中で効果があったから解除すると思っている人はいないと思う」
とのことですが、「現状」というのがポイントですかね。
尾身茂会長によると、
「効果はあったが、非常に急所を突いた対策だったので、これをさらにやるには限界がある」
とまとめ(収拾)に入ったようです。
実際には宣言解除で各地の人出が増加し、飲食店での会食(要は飲み会)も増えたので、リバウンド的に感染者が増加して、大阪などで「蔓延防止措置」に至っている状態ですね。確かに緊急事態宣言を続けていると、慣れてくるというかだれてくる面もあるので、ある程度の効果が認められれば解除はやむを得なかったと思いますが、リバウンドは阻止できなかったようですね。
なお、長期的にはワクチンの接種が進み、治療薬が開発されれば、インフルエンザと同じような扱いでもよくなると思いますね。今、問題なのはワクチンも十分行き渡らない(生産待ち)だし、そもそも開発自体も急きょなので、副作用などの検証も不十分な状態なのも問題です。また、治療薬が無いので、対症療法しかなく、他の病気の薬が効くとか効かないとか言ってる状況ですからね。