MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ノマドランド』 9:45

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高槻アレックスシネマ スクリーン9にて。

2020年アメリカ映画。
原題:Nomadland
監督:クロエ・ジャオ
原作:ジェシカ・ブルーダー
のノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」
出演:フランシス・マクドーマンド(ファーン)、デビッド・ストラザーン、リンダ・メイ、スワンキー、
ボブ・ウェルズ、他。
ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることになった。
【余談】「出演」となっていますが、主人公のファーン以外は本物の「ノマド」たちが実名で出ているので、セミドキュメンタリー的な作品になっています。
【追記】「家を失った」とありましたが、家はそのままでしたが、町のインフラが停まってしまったら生活できないということのようですね。仕事もないので、あの家に住み続けていくことが困難になっていますし・・・。
【追記2】冒頭に『企業の工場閉鎖で「企業城下町」自体が消滅し、郵便番号も抹消された』と出ました。日本でもいわゆる「企業城下町」と呼ばれる町は各地にありますが、その事業所が閉鎖されたからといって、町自体が消滅するということは無さそうです。過去で思いつくのは長崎の通称「軍艦島」ぐらいですかね。もっとも、北海道や九州の炭鉱閉山で炭住が閉鎖になったというのはありそうですが・・・。
アメリカだと元々何も無かったところに鉱脈が見つかって工場ができて、そこで働く人が集まって町ができた、というようなところが多いのかな?
日本だと昔から平地はみな開墾されていて、何も無い平原なんて北海道ぐらいにしか無かったですからね。
【余談2】アマゾンって、あんなにたくさんの季節労働者を雇っていたんですね。もっとも、今なら自動化も進んでいて彼らの働き口も無くなっているかもしれませんが・・・。