シネマート心斎橋 スクリーン1にて。
2019年韓国映画。
監督:ホ・ジノ
出演:ハン・ソッキュ(世宗大王)、チェ・ミンシク(チャン・ヨンシル)、他。
朝鮮王朝最大の名君と謳われた王と、奴婢の身分から独自の天文儀器を発明した伝説の科学者。そんな2人は、特別な絆を結んでいく。
冒頭に「史実を元にしたフィクション」と出たとおり、チャン・ヨンシルは実在の人物で、水時計や天文儀器を製作したと伝えられています。また、王の輿の車輪が壊れた責任を問われ、80杖の罰を受けたことが公式に記録されているそうで、それを元にしたお話ですね。
中で分かりにくいかなと思ったのは暦の問題で、当時朝鮮は明朝(中国)の支配下にあり、暦の作成は朝廷の専権事項なので、朝鮮が独自の暦を作成することは中国への叛意ありと捉えられても仕方がなかったんでしょうね。