熊本市北区清水新地で長年、地域に親しまれてきた「アリス洋菓子店」。常連客らに惜しまれながら３月末、４６年間の歴史に幕を閉じる。店主の田中紘一さん（７８）は「時代の流れでここが潮時」と話す。
記事を読んで何が「時代の流れ」なのか分かりました。
４月から栄養成分の明示を義務付ける食品表示ルールが導入されるのを機に、「自分たちでは対応できない」と店を畳むことにした。
これって、ほとんどニュースになっていませんね。コロナ関係で手一杯なんでしょうかね。
改正健康増進法による飲食店などの禁煙化もさらっと流して終わりだったので、食品表示ルール改正までは手が回らないのかな？
でも、どこだかのメーカーが冷凍のアイスに賞味期限を表示するというのはニュースになっていましたね。冷凍食品は低温下で品質の劣化が極めて少ないので、賞味期限の表示対象外とされているのを独自に表示するとかいう話でした。「消費者の希望に沿って」ということですが、業界の「３分の１ルール」によって廃棄される商品が増えるだけではないのかな？
それにしても「食品表示ルール」改正の詳細はどうなっているのかな？
この記事のような個人事業者が製造する食品にまで適用されたら、対応できる事業者はほとんど無いのでは？と思いますが・・・。
【追記】調べましたが、「食品を製造し、または加工した場所で販売する場合」は「表示を要しない食品」なので、個人のケーキ屋さんなら、これに該当して表示義務は無いと思いますが・・・。
